「東南アジアの社会と文化研究会」のお知らせ

第9回 <2002/09/20>
福浦厚子 (滋賀大学経済学部)
「道教からみた宗教の再編: シンガポールにおける文化の客体化について」

 第9回定例研究会を下記の通り開催します。今回は、滋賀大学経済学部の福浦厚子さんが、道教系中国寺廟をめぐる社会状況を通してみたシンガポールの宗教再編について語ります。多くの方の参加をお待ちしています。また、研究会終了後、懇親会を行いますので、こちらにも振るってご参加下さい。

配布資料

●日時

2002年9月20日(金) 16:00−18:00

●場所

京都大学東南アジア研究センター 共同棟3階講義室(307)

●話題提供者

福浦厚子(滋賀大学経済学部)

●発表要旨

 シンガポールの宗教団体は、しばしば国家の開発政策に沿って再編されてきた。
本報告では、宗教団体の側がこうした国家の干渉にどのように対応してきたのか考えてみたい。近年、シンガポールにおけるキ リスト教会の移築・再開発に関して、ポスト・コロニアリズムの視点からいくつかの論文が発表されている。今回は上記の問題について、道教系中国寺廟の具体的事例に則し、中国大陸や香港の事情も視野に入れながら検討してみたい。


[世話人]
加藤 剛(京大大学院AA研究科)
林 行夫(京大東南アジア研究センター)

[事務局]
長津一史(京大大学院AA研究科)nagatsu@asafas.kyoto-u.ac.jp
速水洋子(京大東南アジア研究センター)yhayami@cseas.kyoto-u.ac.jp