「東南アジアの社会と文化研究会」のお知らせ

第8回 <2002/05/15>
土佐桂子 (神戸大学国際文化学部)
「『開発』」と『労働』: カレン州の僧侶の活動から」

 第8回研究会は土佐桂子氏がカレン州の調査から、タンマニャー僧正をめぐる信者の実態についてお話し下さいます。多くの方の参加をお待ちしています。また研究会終了後、懇親会を行いますので、こちらにもふるってご参加下さい。

発表要旨

●日時

2002年5月17日(金) 16:00−18:00

●場所

京都大学東南アジア研究センター東棟2階第1教室

●話題提供者

土佐桂子 (神戸大学国際文化)

●発表要旨テーマ

 土佐氏は、『ビルマのウェイザー信仰』(2000年刊)において、仏教と精霊信仰のいずれの枠組みでも容易に論じきれないビルマの宗教現象について信仰内容、信者の組織や実践のあり方、そして仏教との関わりから考察されました。その後、カレン州のタンマニャー山で瞑想修行をして全国から信者を集め、ビルマでも最も敬われる僧正の活動とその周囲に形成される信者の共同体について研究されています。今回はその成果の一端を語って下さいます。